【d!】俺のおよめさん (ページ12)

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9話ページ12

??｢少しいいですか｣

『…勿論で御座います、ショッピ様』

振り返ると、そこにはsyp様が居た
朝から何用だ？

syp｢様って……まぁええや
少し話があるんで来てくれますか？｣

なんだろう、何か御無礼な事をしてしまっただろうか
特に思い当たる事は無い為少し気になる

『分かりました』
syp様についてきてください、と言われたので
俺は言われた通り、その後をついて行った

〜

『……ここ』

ついて行った先にあったのは

なんと生徒会室だった

何のために…？昨日の件か？
いや全く分からん

syp｢急に連れてきて申し訳ないです｣
『いえお気になさらず…ですが、どうして俺をここに？』

syp｢…生徒会長が言ってくれると思います

グルッペンさん、連れてきましたよ｣

｢…入れ｣

sypさんが生徒会室の扉をノックすると、少し間を開けて低いバリトンボイスが聞こえた

syp｢リーベさん入って大丈夫ですよ｣

『…では失礼します』

こういうのはsyp様が先に入るものなのではないのか…？礼儀作法に疎そうではないし、意図的にか？

だとしたら何が目的だ

少し警戒して、重々しい扉を開けた

刹那、目の前に風刃が現れ、俺に迫った

その事を瞬時に理解した俺は
体を後ろに逸らし、バク転で避けた

『…どういうおつもりでしょうか。生徒会長…いえ
グルッペン・フューラー様』

gr｢ふむ、見事な避け技だったな。リーベ・レイ殿｣

机の上で手を組み、それは実に愉快そうな顔でgr様は言った

さっきの斬撃、当たっていたら怪我じゃ済まなかったぞ
何考えているんだこの方

gr｢リーベ殿。君を試すような事をして悪かった
うちでは恒例なのでな。俺に免じて許して欲しい｣

『は、はぁ…？』

さっきのが当たり前に起きるだと？
生徒会にしては少々イカれてないか

服装を少し整え、改めてgr様と対面する

『すみませんが、俺を呼んだ目的はなんですか？
まさかこんな事をする為だとか仰らないですよね？』
gr｢まさか、私でもそのような事は流石にしません
では…要件ですが｣

??｢お前すげーな!!｣
『っえ』

先程までgr様と対話していたはず…だったのだが
いつの間にか目の前には、パーカーを着た男が居た

??｢さっきの攻撃、結構魔力込めてたんに！反射神経半端やないな！後で一緒に遊ぼーや！あとーー｣

『あ、の』

gr｢…ゾム、1回その手を離してやれ｣

gr様の言葉に男は｢あ、すまんな！｣とぶんぶんと振っていた俺の手を離してくれた