【d!】俺のおよめさん (ページ17)

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14話ページ17

??｢俺は……アンジュさんを一旦採用するめぅ〜！｣

一同｢｢｢?!｣｣｣
『……』

どういうことだ……？こんなあっさり言うことでもないぞ

gr様はその方の言葉にうんうんと頷く

gr｢ふっ……"オスマン"ならそうすると思ったゾ｣

そうすると思った…
gr様は分かっていたのか…?

『自分から言っておいてですが、よろしいのですか…？』
an｢わ、私…｣

??｢オスマンも……どういうつもりや？｣
??｢マンちゃん何か考えあるの？｣

os様以外のメンバーはこの状況を理解出来ないのか、だいぶ困惑している
俺もanさんも勿論、gr様以外は皆理解が追いついてなかった

os｢だーかーらー、一旦!一旦めぅ!!｣

tn｢どういう事や｣

tn様の問いかけに対して、os様は毛先を指でくるくる遊びながら答える

os｢レイくんの意見も多少考慮するっていうのもあるけど、まぁ1番の理由は別めぅ〜｣
『というと…』

俺が問うと、少し間が空く
そして、先程までと打って変わって真剣な顔でos様が口を開いた

os｢そもそも皆さ

俺達の根本的な目的忘れてないよね｣

tn｢…｣
??｢あ？忘れるわけないやろ｣

目的……？どういう意味だ

os｢今までの女は俺達の力にならなかった。俺達の中で勝手に女は使い物にならない思考が残ってる。でも今回は別や。レイさんの言うとうり、anさんは優秀な人材や。そこに女とかは関係ない。｣

??｢でも、今までも俺達に興味無いフリしてきた奴は居たやん｣

os｢その辺は心配あらへん。さっきのanさんの言葉聞いたやろ？俺が見る限り嘘はついてないし、大方利害は一致してる。正式に迎えなくとも協力関係を持つくらいには十分価値はある｣

an｢オスマン様…｣

os｢まぁとにかく!!今は不満があるかも知れんけど、そばに置いておく分にはありって事めぅ！｣

os様はメンバーに、ほわ〜ｯと効果音がつくような笑顔を浮かべた

表情が変わりすぎて何を考えてるのかさっぱり分からん

gr｢ふむ、オスマン先生も俺と同じ考えのようだな!!
どうだトン氏!異論はあるか!!｣

gr様は正座をしたまま、tn様に子供のような眼差しを向けた

tn｢オスマンまで…はぁ、仕方ない……分かりましたよ
アンジュさん、仮で生徒会に入ることを認めます｣

an｢『！』｣

tn様は大きなため息をつきながら、そう言い放った

gr｢トン氏〜!!!｣
tn｢言っとくけど、仮やからな
これからあんさんが生徒会に相応しいか見てくから｣

懸命な判断だろう
tn様はanさんにそう言った