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恐らくロボロの声がガラガラなのは、3人が始めた内ゲバを止めるために大きな声を発したため、なのだろう
3人がしんぺい神とトントンに会議後に叱られる未来が確定したことに、彼は若干気分が良くなった
その他の敵の数、使用した爆弾や銃弾・壊れた武器の数や、周囲にどれ程の被害が出たのか、などを報告し、以上と終えた。
最後に、トントンがホワイトボードを指で指し示しながら全ての情報をまとめる
【競り組】:条件に合った人物を買収
【待機・情報組】:その人物の経歴やオークション本部などに関する情報収集
【破壊組】:本部の殲滅
以上の3つのグループそれぞれの役割は全て達成
では、今後はどうすべきか。
トントンはホワイトボードの前をグルッペンに譲り、他のメンバー同様に席について
彼の口から出る言葉に耳を傾けた
「……そうだな、特に大きな目標は無い。
革新的な何かよりも、この屋敷に迎え入れた2人を十分に幸福にさせてやることの方が、きっと今は重要だろう。」
一呼吸置いて、
彼は自身の唇を迷うこと無く動かし、今後の指針を示した
「エニスは少々閉鎖的に過ごしていたため、そこを考慮した環境作りを、
アルには細心の注意を払って、様々な恐怖の根源の発見と対処を施すこと。
あの2人が我々と同等の幸福を追求できるように
徹底的にサポートすることを、今ここで誓おうではないか。」
起立!!
そのかけ声と共にここに集まった全色が、音を合わせて立ち上がる
「言葉のみの宣言となってしまうが、決してこの誓いを破ってはならない。良いな?」
ハイル・グルッペン
その言葉と共に、された敬礼は1度の狂いも無かった
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作者名:ねっこんこん x他1人 | 作者ホームページ:http://nekokobuta
作成日時:2024年3月20日 2時