新しい幹部はえ！？まさかの女！？2【wrwrd】

総統 ページ46

グルッペンside

Aへのヘイトは幹部になってからあと少しで2年経とうとしている今でも高い

なった頃と比べれば功績も、強さも認められてきたと言えるが、まだ俺が贔屓をしているだけだと言う部下も多い

Aに私情が全く無く幹部にしたかと言われれば言いきれないところがある

俺も人である以上感情がある

しかし、体力はコネシマ、シャオロンと並び頭は鬱並にキレる、応急処置もそこらのナースより出来、人体についてはしんぺい神と同じくらい詳しい、護衛だって完璧にこなす

これのどこに文句の付けようがあるのか

女という壁はこれよりも高いと言うのか

たかが性別

そう思う俺はおかしいのか

Aを幹部にしてからAの負担がとても増えた

主に精神的負担を強いる事となっただろう

周りから悪意、嫌悪、嫉妬の目を向けられることは誰だって苦しい

いつでも気にしていない素振りで接してくれたが苦しかっただろう

俺がAを幹部にしたことは正しかったのだろうか？

幹部にしたことにより命を身内から狙われることとなった

この状態を作ったのは俺だ

もし俺に今より信頼と忠誠があれば贔屓した等と疑われることがなかっただろう

部下が部下を傷付ける

こんなことがあってはならない

しかし2年かけても問題は解決出来ていない

どうすればいいのか

俺には策がない

Aならばどうにかしてくれるだろうという甘い他人任せな考えで部下を危険に晒した

Aが小屋に拉致された時

犯人を捕まえ終わった気でいた

Aも他の幹部とかなり打ち解け、Aが隊長を務める隊の隊員とも仲が良くなってきた

我国の一幹部が死ぬところだったんだ

意識も変わると思っていた

俺は表面だけを見てそんな滑稽な甘い幻想を抱いていたのだ

この国に根付いた考えはそう簡単には変わらなかった

前で十分に反省をしたつもりだったが何も変えれなかった

俺も何も変わっていなかった

gr「A…」

きっとAが思う程俺は素晴らしい人間ではない

こんなにも優秀な幹部の実力を認めさせることすらできないのだ

哀れだな…

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