9話 ページ9
トントンの家
「あれは、誤解生むよ?」
tn「Aやって、ひとらんから飯もらっとるし…グルさんの家に泊まっとるやん!」
「なんでも知ってるね」
トントンの口からは、不満が止まらないらしく家に帰ってからずっとこんな感じだ。ひとつ言えば2つくらい帰ってくる。まぁ、放置してたら治るっしょ
適当に風呂に入ろうと、着替えを探しているとき後ろから手を引かれた。お、と感心する前に顔が反対向きになり目の前には真っ赤なトントン。
「チューすんの?」
tn「…その顔やと、男も慣れてそうやな」
「どうでしょう」
tn「…キスくらいできるわ。Aにすんのは可哀想やから」
「何が可哀想なの」
tn「俺の唇」
「そっちかい」
「…」
tn「…なんや、黙りこくって」
「ちょっとは本音で喋った方が」
いいんじゃない?
tn「んッ?!」
「じゃ、お風呂入ってくる〜」
tn「あぁ。ちょっ…」
Aは俺の襟を引っ張り右耳に唇をあて吐息まじりの声で上記を囁いた。俺には刺激が強すぎる。なのにあいつは平気そうに笑って風呂場に逃げた。
…俺のAなのに、なんでAの俺っぽくなっとんねん。
tn「…やけど」
素直になった方がええんかなぁ
───
洗面所
「あ、通知来てる」
L〇NEに表示される+99。体を拭きながら相手を確認すると…昔の女の子や男からがほとんどだった。それらは後で返すとして1番上の旧友のに既読をつける
ut『飲も』
「いいねっ、明日?明後日?」
言葉通り送れば、数秒もかからず返信が来た
明日ね。OKのスタンプを返して高ぶった気持ちでタオルを持つ手を加速させる。明日が楽しみ
「ふんふーん」
tn「…」
───
「…んぅ…」
tn「…寝とる。こいつ」
大の字に寝てるA。小さくて、女みたいに細い。意外にも爪の手入れや肌のコンデションは整ってある。
Aの薄い腹が少し見えていた。服を被せようとした時見えた赤いマーク。
tn「は」
DTでも分かるキスマーク。こんな所に…?
tn「…A、ずるいわほんま」
Aの唇に口付けを落とした。長く浅くを繰り返して居るうちに本格的に蕩けてきたようだ。もう一度腹を撫でればええ声が響く
tn「…」
ほんま、…ずるいわ
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とき男 - こるぅぅあ、、、男主くん、、ケツで抱くタイプ、、!? チュキ (3月13日 20時) (レス) @page8 id: 9790ed963e (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - 空ちゃん?(@バカ1号)さん» いつか、男主したいわ…て思ってたのでとても嬉しいです!! (12月30日 14時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
空ちゃん?(@バカ1号)(プロフ) - えっと、あちきさんの投稿いつも見させてもらってます!男主でやってくんねぇかな、とか思ってたらまさかの展開!凄く嬉しいです!このまま続いたらいいなと思いながら投稿待ってます!😭 (12月29日 15時) (レス) @page11 id: d9263e20d8 (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - タレカメさん» え!本当ですか…!自分の癖を詰めた作品なのですごく嬉しいです!😭ありがとうございます! (12月27日 22時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
タレカメ - え、めっちゃ好きです。内容も設定もドタイプでした…更新頑張ってください!! (12月27日 22時) (レス) @page8 id: afce0f154e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あちき | 作者ホームページ:http://33550619
作成日時:2023年12月26日 23時